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新鋭40cm鏡筒  投稿者: 夢作 投稿日:2014/10/19(Sun) 12:06 No.2479

伊豆富士見平観測所の主力望遠鏡はこれまで宇治天体精機のスカイマックス赤道儀に載せたタカハシのμ−300鏡筒でしたが、
この程、赤道儀はそのままで自作40cmカセグレン鏡筒に交換したので、大活躍してくれたμ−300は役目を終えました。

40cmは、ミラーは普通に50mm厚のパイレックスですが、鏡筒というか構造部分を超軽量に作ったので、ファインダーなど全て込みで25kgしかありません。
μ−300に12cm屈折を同架したよりもかなり軽く、8kgのバランスウェイトを1個減らしたほどです。

また、μ−300はf=12と星雲星団の撮影には少し暗かったのですが、新鋭40cmはf=7.7と2倍以上明るくなっています。
試写してみたところ、富士見平の空ではISO12800で30秒露出で十分でした。
今後発表する星雲星団の画像は全てこの40cmによるものとなります。





Re: 新鋭40cm鏡筒   ひらい - 2014/10/19(Sun) 21:37 No.2480

夢作さん、新鏡筒の完成おめでとうございます。
星雲星団の画像を楽しみにしています。
私のほうはもう少し時間がかかりそうです。




Re: 新鋭40cm鏡筒   夢作 - 2014/10/20(Mon) 00:26 No.2481

ひらいさん、こんばんは。

ありがとうございます。
ひらいさんの鏡筒完成も楽しみにしています。

40cmで撮った画像ですが、とりあえずペガスス座の球状星団M15を載せておきますね。

2014年10月18日19時07分に撮影 ISO12800にて120秒(30秒×4)露出
自動レベル調整、トーンカーブ調整、シャープ処理

10月20日14時20分 追記
M15とほとんど赤経が同じで赤緯だけが異なる「みずがめ座のM2」と「やぎ座のM30」を載せておきます。
M2は60秒露出(30秒×2)、M30は90秒露出(30秒×3)です。





Re: 新鋭40cm鏡筒   ジーク - 2014/10/22(Wed) 00:31 No.2482

夢作さま、
新鋭機の稼働、おめでとう御座います。
まさに、富士オプティクス製ですね。
素晴らしいです。そして、羨ましいです。




Re: 新鋭40cm鏡筒   夢作 - 2014/10/22(Wed) 19:17 No.2483

ジークさん、こんばんは。

ありがとうございます。
この40cmには、プロトタイプとして25cmF6.4の姉妹機というか夫婦機(?)がありまして、
こちらは移動用として専ら家人が使っております。(^^)
補正レンズ無しのリッチークレチアン光学系で、全質量は7.3kgです。





Re: 新鋭40cm鏡筒   リュウ - 2014/10/22(Wed) 20:41 No.2484

この25pと同じ物を制作依頼するとおいくらぐらいになるのでしょうか?




Re: 新鋭40cm鏡筒   ジーク - 2014/10/22(Wed) 22:18 No.2485

夢作さん、
25cm、軽くてとてもいいですね。
赤道儀は、i-Optron製の例のやつですね。
ところで、
補正レンズなしのリッチークレチャンでも、像面湾曲は我慢できる程度に収まっているのでしょうか?




Re: 新鋭40cm鏡筒   夢作 - 2014/10/22(Wed) 22:36 No.2486

リュウさん、こんばんは。

ちょっと考えさせてください。
この25cmは、断捨離(?)を兼ねて今までに溜まった不用品や購入したものの使わなかった部材などを寄せ集めて作ったものなので、
同じ物を作るという訳には行かないのです。
もし新たに製作するとなれば、アルミパイプなどは簡単に入手可能ですが、接眼部は市販品を購入しなければならないし、
各部の設計がだいぶ変わってくると思うのです。

2、3日中にお返事します。




Re: 新鋭40cm鏡筒   夢作 - 2014/10/22(Wed) 22:55 No.2487

ジークさん、
はい、赤道儀はそのとおりです。

私のカメラはAPSCサイズなので何とか大丈夫です。
フルサイズでは周辺の星像が線状に伸びると思います。
まあ、この25cmはリッチークレチアンといっても非球面係数を控えめに抑えた設計でして、コマ収差による像の膨らみによって
星像が丸っこくなるようにしてあります。(笑)




Re: 新鋭40cm鏡筒   リュウ - 2014/10/22(Wed) 23:12 No.2488

夢作さん、了解です。

急ぎませんので御ゆっくり検討されてください。




Re: 新鋭40cm鏡筒   夢作 - 2014/10/24(Fri) 13:46 No.2489

25cmF6.4で撮影した参考作品です。

2014年9月21日 02時20分に撮影 ISO12800 30秒露出の1枚画像です。
画像サイズ縮小と反転のみで、画像処理なしです。





Re: 新鋭40cm鏡筒   リュウ - 2014/10/25(Sat) 13:08 No.2490

コンパクトでシンプルでいて流石に写りがいいですね!

なかなか魅力的です^^




Re: 新鋭40cm鏡筒   夢作 - 2014/10/26(Sun) 11:15 No.2491

リュウさん、こんにちは。

25cmF6.4の価格ですが、40万ほどです。
このうち、ミラーの価格が80%ほどを占めています。
20〜22cmF8位の仕様にすれば、あと10万くらい安くなります。


アンドロメダ座大銀河とさんかく...  投稿者: 夢作 投稿日:2014/09/24(Wed) 01:08 No.2475

秋の天体の女王「アンドロメダ座の大銀河M31」と、β星を挟んで反対側にある「さんかく座の銀河M33」です。

二つともよく知られた天体なので今さら解説の必要もないと思いますが、ここではWikipediaの解説からその一部分をコピーしておきます。

[アンドロメダ銀河]
地球から約239万光年の距離に位置し、およそ1兆個[2]の恒星から成る渦巻銀河である。直径22〜26万光年[3][4]で、直径8〜10万光年である銀河系(天の川銀河)よりも大きく、局部銀河群で最大の銀河。また、M33と共に、肉眼で見える最も遠い物体である(M33の距離に幅があるので、どちらが遠いかはわかっていない)。
かつて、系外銀河の事が良く知られていなかった時代に銀河は星雲と混同されてきた、その名残として現在でも「アンドロメダ星雲」[5]、「アンドロメダ大星雲」[6]、などと呼ばれる事もある。


[さんかく座銀河]
さんかく座銀河とも呼ばれ、アンドロメダ銀河と比較的近い位置にある銀河である。
地球から238万〜307万光年の距離に位置し、質量は銀河系の0.5から2倍程度とされる。仮にアンドロメダ銀河の254万光年よりも遠ければ、肉眼で見える最も遠い物体である。銀河の直径は約5万光年と推定されている。


焦点距離3600mmのμ-300にAPSCサイズの一眼レフでは、M31はあまりにも大き過ぎて、中心部のごく一部しか写っていません。
M33も外周部分ははみ出してしまって写っていません。

左 M31:2014年9月22日22時40分に撮影 ISO12800 872秒露出(8枚コンポジット) 

右 M33:2014年9月23日00時15分に撮影 ISO12800 906秒露出(8枚コンポジット)

※ 自動レベル調整、トーンカーブ調整をしてあります。



ペガスス座α星付近の銀河(小宇...  投稿者: 夢作 投稿日:2014/09/18(Thu) 23:52 No.2474

今夜は久しぶりに球状星団を離れて、秋の夜空の銀河(小宇宙)たちです。
どれもペガスス座α星の近くにあり、11〜12等級の小さな銀河です。

左:NGC7448 8月20日22時57分に撮影 ISO12800 552秒露出(5枚コンポジット)

中左:NGC7479 8月21日01時05分に撮影 ISO12800 740秒露出(7枚コンポジット)

中右:NGC7626、7619、7617 8月21日01時37分に撮影 ISO12800 432秒露出(5枚コンポジット)

右:IC5283、NGC7469 8月21日02時02分に撮影 ISO12800 464秒露出(5枚コンポジット)

※ コントラストと明るさを調整してあります。



ヘルクレス座の球状星団  投稿者: 夢作 投稿日:2014/09/12(Fri) 18:30 No.2473

北天随一といわれるヘルクレス座の有名な球状星団M13と、同じヘルクレス座のM92です。

M13は眼視等級5.7等、視直径10′とされているのに対し、M92は眼視等級6.1等、視直径8.3′とされています。
これらの数字を見ても分かるように、M92は普通なら十分に明るくて大きな球状星団ですが、近くのM13の陰に隠れて
地味な存在となって損(?)しています。(笑)

左:M13 7月27日23時32分に撮影 ISO12800 136秒露出(3コマコンポジット)

右:M92 7月28日00時28分に撮影 ISO12800 175秒露出(4コマコンポジット)

※コントラスト調整の他、この日はシーイングが悪く星像が肥大したのでシャープ処理してあります。



アルビレオ付近の球状星団  投稿者: 夢作 投稿日:2014/09/08(Mon) 17:37 No.2472

はくちょう座の有名な二重星アルビレオの近くにある二つの球状星団です。

M56は、アルビレオとこと座のγ星の真ん中辺にあり、星座区分では「こと座」に属します。

M71は、アルビレオとわし座の1等星アルタイルの中間から3度ほど東寄りにあり、星座区分では「や座」に属します。
球状星団としては星の密集度がかなり低く、散開星団のようにも見えます。
3年前の2011年8月末には、ギャラッド彗星(C/2009P1)が近くを通過し、双眼鏡で良い眺めでした。

左:M56 7月22日00時59分に撮影 ISO12800 120秒露出(30秒×4)

右:M71 7月22日01時31分に撮影 ISO12800 120秒露出(30秒×4)

※コントラスト調整とシャープ処理してあります。



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