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「OTV-4」ついに捕らえる!  投稿者: 夢作 投稿日:2016/05/23(Mon) 01:39 No.2762

ついに捕獲に成功した米空軍の謎の無人シャトル「OTV-4」=「X37-B」です。
捕獲といっても、勿論ISSのロボットアームか何かで捕まえた訳ではなく、光跡の撮影に成功したという意味です。(笑)

今まで2度、40cm反射望遠鏡による撮影を試みながら捕らえることが出来なかった飛翔体ですが、三度目の正直(?)で、やっと成功しました。

今まで失敗した理由は、予報通過経路を飛ばなかったからです。

私が使っている40cm反射望遠鏡は焦点距離が2240mmですから、これにAPSCサイズのCanon EOS Kiss X3を繋げた場合、写野は23′×34.5′という
非常に狭い範囲しか写らないので、撮影時に写野から外してしまったということも少しは考えられます。
しかし、撮影時に口径50mm倍率8倍のファインダーを通して肉眼で監視しているその視野(視野の広さは6°)の中にも「OTV-4」は見えなかったのです。
1等〜0.5等という明るさにもかかわらずです。

さて、何故か・・・
その前に、先ず「OTV」とは「Orbital Test Vehicle」(軌道試験機)の頭文字で、「4」と付くのは「4回目のミッション」だからです。
そして、その実体は「X-37B」というボーイング社が製造した無人シャトル「無人宇宙往還機」です。
「X-37B」には1号機と2号機の2機があり、交互に運用しているようです。だから、「OTV-4」はたぶん、2号機の2回目の運用でしょうか。

さて、何故、予報通過経路を飛ばないのか・・・
最大の理由は、軌道が秘密になっていて公開されていないからです。
第二の理由は時々、軌道を変えるからです。勿論、米空軍の地上からの指令による変更でしょう。

それやこれやの原因で、通過経路を予報するのが難しいのだと思います。その結果、予報通過経路を飛ばない---だから、撮影できない---こういう
ことだと思います。

しかし、2016年5月21日20時17分59秒 ついに「OTV-4」はピッタリ予報経路を通過しました!


OTV-4 (ID:40651) 2015年5月20日(UTC)にアメリカのケープカナベラル空軍基地からAtlas X 501ロケットで打ち上げられました。

2016年5月21日 20時17分59秒前後に撮影 ISO3200にて露出時間20秒


口径404mm焦点距離2240mmのカセグレン式反射望遠鏡(補正レンズ付き)にCanon EOS Kiss X3 ボディを接続して撮影 

画像縮小(25%)と自動レベル調整をしてあります。





Re: 「OTV-4」ついに捕らえる!   ひらい - 2016/05/23(Mon) 18:50 No.2763

素晴らしい!
夢作さんの飽くなき執念といったら失礼でしょうか。
お見事です。




Re: 「OTV-4」ついに捕らえる!   夢作 - 2016/05/23(Mon) 23:22 No.2764

ひらいさん、こんばんは!

宮古島での天文ライフを満喫されていることと存じます。
既に梅雨入りした宮古島の今夜の天候は如何ですか?

最近は50cm反射望遠鏡を活用してくださるのは、ひらいさんしかいないので、
50cmで撮影された天体画像を発表してくださるのは嬉しい限りです。

火星も中接近を迎えて、さそり座で巨光を放っていますね。
私も40cmで火星を撮影したいのですが、惑星撮影用の機材を所有してないので、どこまでいけるか・・・まあ、手持ちの機材で何とか頑張ってみます。(笑)




Re: 「OTV-4」ついに捕らえる!   ひらい - 2016/05/24(Tue) 13:24 No.2765

夢作さんが精魂込めて研磨した高精度50cm鏡を使わせてもらい感謝しています。
これまで撮影した画像のうち、いくつかを後から投稿させていただきますね。


「ひとみ」からの分離体がさらに...  投稿者: 夢作 投稿日:2016/05/19(Thu) 01:13 No.2760

X線天文衛星ASTRO-H「ひとみ」から分離したデブリ(ID:41442)を2016年5月18日 20時39分10秒前後に撮影したところ、「41442」の他に謎の二つの物体の光跡が写っていました。

「41442」から新たに分離した物体と思われますが、まだ登録番号も付いてないようなので、分離したのは直近のことと思われます。真相は果たして・・・?

撮影方向は、赤径11h50m、赤緯-5°付近にある「おとめ座」の5等星の近くです。ISO3200にて20秒露出


口径404mm焦点距離2240mmのカセグレン式反射望遠鏡(補正レンズ付き)にCanon EOS Kiss X3 ボディを接続して撮影 

画像縮小(25%)と自動レベル調整をしてあります。





Re: 「ひとみ」からの分離体がさ...   夢作 - 2016/05/19(Thu) 01:24 No.2761

追記 : 画像をよく見ると、謎の物体2の左方(東方)やや上に、さらに第3の物体の光跡(↓の先)が写っています。


比較的明るい人工天体  投稿者: 夢作 投稿日:2016/05/18(Wed) 00:02 No.2759

ISS(国際宇宙ステーション)やイリジウム・フレアほど明るくはないですが、比較的明るい各国の人工天体を撮影してみました。

1番目は「おおぐま座」を通過中のロシアのSL-16 R/B (ID:31793)です。予報光度2.2等
2007年6月29日(UTC)にカザフスタンのバイコヌール宇宙基地から軍事衛星を打ち上げたZenit-2Mロケットの最終段です。

5月11日19時32分33秒から20秒間露出(ISO3200)


2番目は「こと座」を通過中の中国のCZ-4C R/B (ID:36416)です。予報光度2.0等
2010年3月5日(UTC)に中国の酒泉衛星発射センターから揺感衛星九号(A,B,Cの3個)を打ち上げたChang Zheng 4C(長征4号丙)ロケット18号機の最終段です。

5月12日03時06分28秒から30秒間露出(ISO12800)


3番目は「りゅう座」を通過中の日本の地球観測プラットフォーム技術衛星「みどり(ADEOS)」(ID:24277)です。予報光度3.5等
1996年8月17日(UTC)に種子島宇宙センターからH-U4号機で打ち上げられました。

5月13日01時57分49秒から30秒間露出(ISO12800)


4番目は「ヘルクレス座」の惑星状星雲NGC6058付近を通過中のロシアのOkean O Rocket(ID:25861)です。予報光度1.8等
1999年7月17日(UTC)にカザフスタンのバイコヌール宇宙基地から軍事衛星(?)を打ち上げたZenit-2ロケットの最終段です。

5月13日03時33分02秒から30秒間露出(ISO6400)


5番目は「りょうけん座」のM94付近を通過中の欧州宇宙機関の地球観測衛星エンビサット(ID:27386)です。予報光度2.9等
2002年3月1日(UTC)に仏領ギアナのギアナ宇宙センターからアリアン5ロケットで打ち上げられました。

5月13日20時25分27秒から30秒間露出(ISO3200)


6番目は「りょうけん座」を通過中のアメリカの気象衛星NOAA 11(ID:19531)です。予報光度4.0等
1988年9月24日(UTC)にアメリカのヴァンデンバーグ空軍基地からAtlas E ロケットで打ち上げられました。

5月14日21時21分26秒から20秒間露出(ISO3200)


口径404mm焦点距離2240mmのカセグレン式反射望遠鏡(補正レンズ付き)にCanon EOS Kiss X3 ボディを接続して撮影
月明かりや透明度により、ISO感度、露出時間を変えています。

画像縮小(25%)と自動レベル調整をしてあります。



超明るい人工天体  投稿者: 夢作 投稿日:2016/05/15(Sun) 00:42 No.2758

現在、明るさで1、2位を競う人工衛星(と言うか、人工天体)は、ISS(国際宇宙ステーション)とイリジウムでしょう。
特にイリジウムは、フレアを発生する時は、金星か、それ以上の明るさになる時があります。

これらの「超明るい」人工天体を口径40cmの望遠鏡で撮ってみたら、一体どんなふうに写るのでしょうか?
で、撮ってみました。

左:ISS(国際宇宙ステーション)5月12日 03時24分12秒から30秒露出(ISO6400)
背景は「おおぐま座ε」付近  予報光度は-1.9等

右:イリジウム・フレア(IRIDIUM 55 左アンテナ)5月13日 02時53分49秒から30秒露出(ISO6400)
背景は「へび座頭部」付近  予報光度は-4等

口径404mm焦点距離2240mmのカセグレン式反射望遠鏡(補正レンズ付き)にCanon EOS Kiss X3 ボディを接続して撮影

画像縮小(25%)のみで、他の画像処理はしてません。



Abell 1656  投稿者: 夢作 投稿日:2016/05/13(Fri) 06:21 No.2757

「かみのけ座銀河団 Abell 1656」を撮影してみました。
銀河が群がるもう少し左側(東側)を入れたかったのですが、月齢も大きくなってきたので、今回は妥協の画像です。

「かみのけ座」の赤経13h、赤緯+28°付近にあり、地球からの距離は3億2千万光年ほどです。
中央付近の楕円銀河はNGC4874で、左に見えるのが同じく楕円銀河のNGC4889です。

画面には、この他に無数の銀河が写っていますが、輪郭がくっきりしているのは我が銀河系の恒星で、滲んでいるように写っているのがAbell 1656に属する銀河です。


4月30日 22時57分に撮影 ISO12800にて30秒露出を8枚コンポジット 総露出時間240秒 

口径404mm焦点距離2240mmのカセグレン式反射望遠鏡(補正レンズ付き)にCanon EOS Kiss X3 ボディを接続して撮影

自動レベル調整、トーンカーブなどの画像処理、トリミングをしてあります。



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